災害はいつどこで発生するか分かりません。地震、台風、豪雨など、私たちの生活を一変させる災害が突然訪れる可能性があります。そのため、日頃から防災対策として、防災グッズを備えておくと安心です。用意しておくことで緊急時にも冷静に対応でき、被害を最小限に抑えることができます。万が一に備えて準備を整えましょう。
防災グッズ事前準備
①簡易トイレ
トラックから出られなくなった際、救助に時間がかかる場合もあります。また、渋滞時などの非常事態時にも我慢をせずに済みます。タオルセットにして積んでおくと、腰回りを覆えるため周りの目を気にせず使いやすいです。
②カイロ、毛布
真冬にガソリンが切れてしまった場合、暖がとれないため、カイロや保温アルミブランケット等を備えておきましょう。また、カイロは年に一度新しいものに代えて常備しておくとベストです。
使用期限があるため注意しましょう、毎年冬の交換するのがおすすめです。
③電池&電池式のモバイルバッテリー
緊急時に備えて電池式のモバイルバッテリーを備えましょう。最近では、小型扇風機型のモバイルバッテリーも発売されています。夏は暑さもしのげるため、一つあると便利です。
④備蓄用の食べ物&飲み物
トラック内に、備蓄用の水などの資料を備えておくと安心です。カロリーメイトなど日持ちするものをセレクトしましょう。一日分ではなく、2、3日を目途に飲料水を積んでおくのがおすすめです。
⑤懐中電灯
スマホの充電を温存させるためにも、懐中電灯があれば、真夜中の災害も少し心強いでしょう。
ただ、車から降りて歩くことになってしまえば、手で持つタイプのライトは不便になるため、ヘッドライト等を積んでおくとより便利です。
⑥ホイッスル
周りに車もいない、携帯もつながらない場所で災害に合ってしまった際、ホイッスルという手段が有効です。叫ぶと体力も消費されてしまうため、少ない力で大きな音がでるホイッスルを備えておくと安心です。また、災害時に車から降りて歩く際にも持ち運びましょう。
⑦コンビニなどの袋
袋をいくつか備えることにより、様々な用途に使用できます。水の補給や、骨折等のけがの固定などができます。
万が一、トラック内に閉じ込められた際は、小銭や何か硬いものを入れ、角を作り、振り回すと車の窓も割れる簡易的なハンマーとして使えます。
⑧救急用品・衛生用品
手指消毒、絆創膏、トイレットペーパー、マスクなどを備えておきましょう。
緊急時以外の、勤務中にケガをした際でも備えておくと安心です。
治療もしないで放っておくと細菌などに感染して化膿することもあるので注意しましょう。
もし災害が訪れたら…
自動車で避難せず、落ち着いて停車しましょう。
避難するときは、火災を引き込まないように窓を閉め、エンジンキーは付けたままドアロックはしない。
- あわてずに落ちついて停車する。追突したり追突されないように十分注意する。急ブレーキが最も危険である。
- 橋やトンネルは、注意して通過する。速やかな通過が困難な場合などは、左側に停車し、一刻も早く橋やトンネルの外に徒歩で避難する。
- ブロック塀など、倒れやすいもの、崩れやすいもののそばに車を止めないようにする。
- 交差点をさけ、左側に寄せて停車して、エンジンを止める。
- 道路の中央部は、避難者や救護救助のための緊急自動車が通行できるようにあけておく。また、負傷者がいれば近くの人々と協力して救助する。
引用元:一般社団法人東京都トラック協会「トラックドライバー防災メモ」
自然災害が発生した場合、被災地では、多くの方々が支援を必要とします。災害による被害を軽減するためには、「自助・共助・公助」の連携が不可欠ですが、まずは自分自身が無事でいることが大切です。安全を第一に行動し、身を守るためにも防災グッズを備えておきましょう。