暑いからこそ、夏は半袖や、タンクトップを着たりと肌を露出しがちですよね。
外では、日傘などで紫外線対策をされている方も多いですが、仕事中は車内だからと日焼け対策を意識している方は少ないでしょう。しかし、フロントガラスを通じて紫外線が透過し、肌に影響を与えることがあります。
気付かないうちに紫外線によるダメージが蓄積し、シミ・しわ・たるみが発生してしまうリスクがあるため、それらから身を守るには対策が必要です。
今回は、運転中の紫外線対策が必要な理由やおすすめの対策をご紹介します。
紫外線とは？UVって何？
そもそも紫外線とは、太陽光に含まれる波長の1つです。地表に届く光の中で最も波長の短いもので、波長の違いによって「UVA」＝紫外線A波、「UVB」＝紫外線B波、「UVC」＝紫外線C波、の3種類に分類され、それぞれ肌に与える影響が異なります。ただし、UV-Cは上空のオゾンと酸素分子に吸収されるため、地上には到達しません。仮に地上へ届いたとすればUV-Cは波長が短いため、肌に強い影響を与えると考えられます。
紫外線による健康への悪影響とは？
紫外線には、ビタミンＤを合成し骨を強化したり、細菌やウィルスを殺菌する作用がありますが、紫外線を浴びることによって起こる様々な健康被害も指摘されています。 その中で問題になるのが皮膚がんです。 これは紫外線が遺伝子を傷つけたり、細胞を修復する機能を抑制することが原因と考えられています。以下、種類別での悪影響についてご紹介します。
UV-Aとは
太陽光に含まれる紫外線のうち約9割を占めます。肌の奥深くまで侵入し、コラーゲンやエラスチンを変性させたり破壊したりして、肌の弾力を失わせる要因になります。肌の弾力が失われると、重力に従って皮膚がたるみ、シワができるのです。さらに、生成されたメラニン色素を酸化させることで、肌の黒化も引き起こす性質があります。
UV-Aは家の壁、窓ガラス、雲を透過して人の肌へと到達するため、家や車の中でも紫外線対策が必要です。
UV-Bとは
太陽光に含まれる紫外線の約1割を占めています。短時間で肌の表面に炎症を引き起こすほか、UV-Bを受けてから数日後に肌を黒くすることが特徴です。肌の表面にある細胞やDNAにダメージを与えるため、肌の健康に大きな影響を及ぼします。
アイテム紹介
運転中は身動きが取れないタイミングが多いため、事前に対策をしていくことがポイントです。
日焼け対策アイテムとともに注意事項もご紹介していきます。
・日焼け止め
・帽子やサングラス
・長袖シャツやアームカバーの着用
・遮光フィルムを貼る
【日焼け止めクリームの使用】
SPF（紫外線吸収剤）が高めの日焼け止めクリームを使用し、顔や手など露出部分に塗布することで、紫外線から肌を守ります。
また、SPFやPAの数値は高い方が良いと思われがちですが、数値が高い分、肌に負担をかけてしまいます。 特に乾燥肌や敏感肌の方が使用すると、肌トラブルをおこしてしまうこともあるので自分の肌にあった日焼け止めを使いましょう。
★敏感肌さんにおすすめの日焼け止め★
「ラ ロッシュ ポゼ」UV イデア XL プロテクション トーンアップ ￥3,960
化粧下地としても使え、これ１本でベースメイクを仕上げられます。
「ミノン UVマイルドミルク」￥1,600
SPF50+ PA++++のUVカット効果がありながら、肌にやさしい低刺激性の日焼け止めミルク。
べたつきや、白浮きしにくいのが魅力的です。
「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA」￥3,058
サラサラなのにミルク感触、徹底的にUV対策されたい方におすすめです。
開封済みの日焼け止めの使用期限は明確に定められていませんが、テクスチャやにおいに変化がみられるため、毎年新しいものを購入するのがおすすめです。
また、その際使いきれなかった日焼け止めは、他の用途でも使用できます！
例えば、シルバーアクセサリーの汚れ、はさみのサビなどを落とせたり、油性ペンが手についてしまった場合も日焼け止めでするする落とせます。靴の汚れ落としにも最適です。
【帽子やサングラスの着用】
帽子やサングラスを装着することで、顔や目を直接的な紫外線から守ります。目も日焼けの影響を受けることがあるため、直射日光や紫外線を長時間浴びることで、角膜や結膜にダメージを与える可能性があります。特に車の運転中や屋外での作業時には、サングラスを着用することが推奨されます。サングラスは紫外線をカットし、目を保護してくれるので、長時間の外出時には重要なアイテムです。
また、ドライバーのサングラスの選び方についても他コラムで掲載しております
サングラスの選び方記事はこちら【ドライバーの相棒！サングラスの選び方】
【長袖シャツや手袋の着用】
日焼け止めクリームだけでなく、長袖のシャツやアームカバーを着用することで、腕や手首などの肌を保護します。ただ、このようなUVカット加工が施した製品の効果は、約2～3年と言われています。
選択頻度によっても、加工が落ちてきてしまうものです。
そんな時は、布用のUVカットスプレーを塗布しましょう！
日頃よく使っている日傘なども、約2～3年の効果になっているため、UVカットスプレーを吹きかけると安心です。
【車内の紫外線対策】
車内には紫外線を遮るための遮光フィルムを貼るなどして、長時間の運転中も肌への紫外線曝露を減らします。
スキンケアの大切さ
露出度の高い顔は、特に紫外線を浴び続けることになるので、UVケアをしっかりおこなって日焼けを防ぐことが大切です。
日焼けをして、もとに戻すまで約1ヶ月。古くなった表皮は剥がれ落ちて、新しい表皮と入れ替わる「ターンオーバー」というものを繰り返しています。紫外線を浴びた肌は「ターンオーバー」により新しい皮膚と入れ替わり、日焼けをする前の元の肌の色に戻ります。
保湿をすることで、美白効果が得られやすく、紫外線の吸収を抑えてくれます。
肌が潤っているとターンオーバーが正常に行われるため、メラニンの蓄積による色素沈着を防ぐこともできます。そのため、くすみやシミをなくし肌のトーンが明るくなることが期待できます。
