毎日同じ曲を聴いていませんか?
「お気に入りの曲だから」「この曲が一番眠気覚ましになるから」
その気持ち、よくわかります。でも実は、同じ曲をループし続けることで、あなたは大きなチャンスを逃しているかもしれません。
音楽の選び方ひとつで、運転の疲労感、集中力、そして仕事の満足度まで変わってくるんです。1日8時間以上も運転するなら、その時間をもっと有効に使いたいですよね。
今回は、「音楽上手」になるための秘訣をお話しします。
「音楽下手」が損している3つのこと
①眠気覚ましのチャンスを逃している
同じ曲ばかり聴いていると、脳が慣れちゃうんです。
最初は「この曲、テンション上がる!」って思っていても、100回、200回と聴くうちに刺激が薄れていきます。眠気覚ましとして機能しなくなるどころか、逆に「聴き慣れた音」として眠気を誘うことも。
つまり、同じ曲ループは「眠気覚まし効果」を自ら下げているようなものなんですよね。
②気分転換ができていない
長時間運転していると、気持ちの切り替えが必要な場面がありますよね。
渋滞でイライラしたとき、疲れてきたとき、もうひと頑張りしたいとき。でも、いつも同じ曲だと気分転換になりません。音楽の力を活かせていないんです。
③仕事の時間がつまらなくなる
1日8時間、週5日働いたら、年間で約2,000時間も運転席にいる計算になります。
その膨大な時間を、同じ曲を聴いて過ごすのはもったいないと思いませんか?もっといろんな音楽との出会いがあれば、その時間がグッと豊かになるのに。
なぜ「同じ曲ループ」から抜け出せないのか
あなたも、きっとこんな経験ありませんか?
「新しい曲を探そうと思って、音楽アプリを開いたはいいけど、結局いつもの曲に戻っちゃう・・・」実は、これにはちゃんとした理由があるんです。
まず一つ目は、CD時代の習慣がまだ残っているから。
昔はCDやレンタルが主流でしたよね。お気に入りのCDを車に積んで、何度も何度も聴く。それが当たり前だった時代の名残りなんです。
二つ目は、新しい音楽を探すのが面倒だから。
「何を聴いたらいいかわからない」これが一番大きな理由かもしれません。
音楽サブスクに登録しても、膨大な曲数を前にして、結局いつもの曲に戻っちゃう。その気持ち、すごくわかります。
三つ目は、変化を求めていないから。
「別に今のままで困ってないし・・・」そう思っているなら要注意。気づいていないだけで、実は少しずつストレスが溜まっているかもしれません。同じ曲をループし続けると、最初は「この曲、テンション上がる!」って思っていても、100回、200回と聴くうちに刺激が薄れていきます。眠気覚ましとして機能しなくなるどころか、逆に「聴き慣れた音」として眠気を誘うことも。
つまり、同じ曲ループは「眠気覚まし効果」を自ら下げているようなものなんですよね。
【シーン別】音楽プレイリスト
朝イチ「目覚ましプレイリスト」
おすすめジャンル:アップテンポなJ-POP、洋楽ロック
朝の出発前は、まだ頭がぼんやりしてますよね。そんなときは、テンション上げ系の音楽が最適です。
- Official髭男dism「Pretender」
- Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」
- Queen「Don’t Stop Me Now」
- Imagine Dragons「Believer」
アップテンポで前向きな曲を聴くと、自然と気分が上がって「よし、今日も頑張るぞ!」って気持ちになれますよ。
ポイントは「毎日違う曲」にすること。同じ曲だと刺激が弱くなるので、少なくとも10曲以上のプレイリストを作って、ランダム再生がおすすめです。
深夜「眠気覚ましプレイリスト」
おすすめジャンル:EDM、ハードロック、アニソン
深夜の運転で一番の敵は「眠気」ですよね。
そんなときは、激しめの音楽で脳を刺激しましょう。歌いたくなる曲を選ぶのもポイントです。
- Avicii「Wake Me Up」
- ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」
- LiSA「紅蓮華」
- Skrillex「Bangarang」
声に出して歌うと、さらに目が覚めます。周りに誰もいない深夜だからこそ、思いっきり歌っちゃいましょう。
渋滞「イライラ解消プレイリスト」
おすすめジャンル:ジャズ、ボサノバ、Lo-Fiヒップホップ
渋滞にハマったときのイライラ、わかります。
でも、怒ったところで渋滞は解消しませんよね。そんなときは、心を落ち着かせる音楽に切り替えましょう。
- Norah Jones「Don’t Know Why」
- Antonio Carlos Jobim「The Girl from Ipanema」
- Lo-Fi Beats(Spotifyで「Lo-Fi」と検索)
ゆったりした音楽を聴いていると、不思議と「まあいいか」って気持ちになれるものです。
長距離「集中モードプレイリスト」
おすすめジャンル:インストゥルメンタル、クラシック、環境音
長距離を淡々と走るときは、歌詞のない音楽がおすすめです。
歌詞があると、つい意識がそっちに向いちゃって、運転への集中力が削がれることも。インストなら、BGMとして自然に流れてくれます。
- 久石譲「Summer」
- Ludovico Einaudi「Nuvole Bianche」
- 自然音(雨音、波の音など)
特に雨音や波の音などの環境音は、リラックス効果抜群。YouTubeで「ASMR 自然音」と検索すると、いろんな音源が見つかりますよ。
休憩「リフレッシュプレイリスト」
おすすめジャンル:お気に入りの懐メロ、思い出の曲
休憩中は、純粋に好きな音楽を楽しみましょう。
仕事モードを一旦オフにして、自分のための時間です。学生時代によく聴いた曲、カラオケの十八番、何でもOK。
- あなたの青春ソング
- カラオケで歌う曲
- 聴くと元気が出る曲
音楽と一緒に、コーヒーでも飲みながらのんびりしてくださいね。
「音楽上手」になるための3ステップ
ステップ①
音楽サブスクに登録する
まずはここから始めましょう。
SpotifyやApple Music、YouTube Musicなど、どれでもOKです。月額1,000円程度で、音楽との付き合い方が劇的に変わります。無料プランもあるので、まずは試してみるのもアリですね。
ステップ②
シーン別プレイリストを作る
サブスクに登録したら、次はプレイリスト作りです。
「朝用」「深夜用」「渋滞用」「長距離用」「休憩用」の5つを作りましょう。それぞれ最低10曲は入れてください。10曲あれば、毎日違う曲に出会えます。
最初は「おすすめプレイリスト」から気に入った曲を追加していくだけでOK。徐々に自分好みにカスタマイズしていけばいいんです。
ステップ③
週1回は新しい曲を追加する
プレイリストは「育てる」ものです。
週に1回、5分だけ時間を取って、新しい曲を探してみましょう。サブスクの「おすすめ」機能を使えば、あなたの好みに合った曲がどんどん見つかりますよ。
これを続けていると、気づいたら「音楽上手」になっています。
音楽サブスクの選び方
【Spotify:プレイリストが豊富】
世界最大の音楽サブスクです。
「ドライブミュージック」「眠気覚まし」など、シーン別のプレイリストが充実していて、探す手間が省けます。無料プランもあるので、まずは試してみるのがおすすめですね。
【Apple Music:音質重視派に】
iPhoneユーザーなら、Apple Musicが使いやすいです。
音質が良いので、音楽にこだわりがある人に向いています。車のBluetoothスピーカーと繋げば、より良い音で楽しめますよ。
【YouTube Music:動画も楽しめる】
音楽だけじゃなく、ライブ映像やミュージックビデオも観られるのが特徴です。
休憩中に映像を楽しみたい人には、これが一番便利かもしれません。
音楽を楽しむ上での注意点
音量は控えめに
音楽に夢中になりすぎて、外の音が聞こえなくなるのは危険です。
サイレンや警笛、異常な車の音など、耳からの情報も大切。音量は「外の音も聞こえる程度」に抑えましょうね。
イヤホンは基本NGと思って
全国一律で「イヤホン自体」が違法ではないものの、周囲の音が聞こえない状態は違反になり得ます。さらに都道府県の規則で禁止・制限されている場合も多いので、運転中はスピーカーで聴きましょう(片耳や骨伝導でも音量次第で違反になるケースあり)
操作は停車中に
走行中のスマホ操作も違反です。
プレイリストの変更や音量調整は、信号待ちや休憩中に。音声アシスタント(Siri、Google アシスタント)を活用するのも手ですよ。
「音楽上手」になるチェックリスト
音楽で運転を快適にするためのポイントをまとめました。
今すぐやること
- 音楽サブスクに登録する(無料プランでもOK)
- シーン別プレイリストを5つ作る
- 各プレイリストに最低10曲入れる
毎週やること
- 新しい曲を5曲探して追加する
- 飽きた曲はプレイリストから削除する
- おすすめ機能で好みを学習させる
環境を整える
- Bluetoothスピーカーを用意する
- スマホホルダーを設置する
- オフライン再生用にダウンロードする
注意すること
- 音量は外の音も聞こえる程度に
- イヤホン・ヘッドホンは使わない
- 操作は停車中に
- 同じ曲ループから卒業する
小さな変化が、大きな差を生む
「音楽なんてどうでもいい」
そう思っていた人も、ちょっと考え方が変わったんじゃないでしょうか?
1日8時間以上も過ごす車内だからこそ、音楽選びは重要なんです。同じ曲をループするのをやめて、シーン別に音楽を使い分けるだけで、運転の質が変わります。
まずは気になるサブスクを試してみて、月曜の朝に聴く1曲を新しく選んでみましょう。それだけで、来週からの運転が今までより楽しくなりますよ。
あなたの運転時間を豊かにするのは、ハンドルを握るあなた自身です。