運転中のサングラスの着用はただのファッションだけではありません。
太陽、ヘッドライト、反射面からの眩しさは視力を損ない、気が散ったりと、事故につながる可能性があります。それらから身を守ってくれるのがサングラスです。昼夜間にあったサングラスを着用することで、より安全に運転することができます。
勤務時間が固定でなかったり、長時間運転するトラックドライバーにこそサングラスの着用がおすすめです。今回はドライバーのサングラスの選び方についてご紹介します。
昼夜で使い分ける
太陽光対策!昼間用サングラス
昼間は可視光線透過率が低く、偏光度が高いものを選びましょう。
まず可視光線透過率とは、人の目に見える光のことを可視光線、可視光線を通す割合のことを指します。偏光度とは光の反射(乱反射)を防ぐものです。
可視光線透過率が低いほど、昼間の太陽の眩しさを軽減できます。
昼間の太陽の眩しさを軽減するためには低いほうがいいですが、低すぎると曇りの日に暗さを感じたりモノが見えにくくなります。そのため車の運転には可視光線透過率20-30%程度がおすすめです。また、偏光度が高いほど乱反射を防いで視界をはっきりしてくれます。偏光度は60%前後~99%程度のものまでありますが、偏光度が高いほうが乱反射を防ぐ能力も高いです。
また、レンズカラーは見え方が裸眼と遜色ないものがおすすめで、薄目のグレーかブラウンが目になじみやすく運転を開始しても違和感がないでしょう。
ただその中でも、調光レンズといわれる紫外線の量によって色の濃さが変わるレンズはやめましょう。濃さの変更に時間がかかるため、急にトンネルに入ったときなどは対応しきれないため運転には適さず、間違って装着しないように注意が必要です。
ヘッドライト対策!夜間用サングラス
夜間運転用のサングラスは視界が暗くなると危ないため、より慎重に選ぶ必要があります。
JIS規格において、夜間運転用サングラスの可視光線透過率は75%以上が適切と定められているので、昼間と同じサングラスを使用しないよう注意しましょう。
また、対向車のヘッドライトの青色光をカットするのに有効なのは、黄色系レンズです。夜間運転用のサングラスは、イエローやグリーン、オレンジなどがおすすめです。
夜間の運転は昼間よりも見通しが悪いので、度付きのサングラスを選ぶこともおすすめです。また、メガネの上から取り付けられるクリップオンやマグネット式のサングラスプレートを使うのも便利です。
メガネとサングラスを2本持ち歩く必要がないので、身軽かつ、ワンタッチでサングラス仕様にすることができます。ただし、昼用と夜用で可視光線透過率の違いには注意してください。
お仕事の相棒に、お気に入りのサングラスを。
運転中に使用できるサングラスは、JIS規格(日本産業規格)に適合したものではなくてなりません。JIS規格で定められたサングラスレンズは、昼間と夜間でサングラスの視感透過率が異なるので注意しましょう。
安全運転のためには、晴れの日の日差しだけでなく、対向車のライトや街灯の光などを抑えて、目を守るためのサングラスを使用しましょう。
トラックドライバーの場合、仕事によっては長距離の運転や夜間走行など様々な種類があるため、快適に装着できるものを選んでください。高機能サングラスであってもかけ心地が良くないと、運転に集中できなくなる可能性があります。
お仕事の相棒に、お気に入りのサングラスを手に入れてみてください!